「明日の記憶」

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2006年渡辺謙主演の映画。
「第18回山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名長編を原作に、『トリック』や『ケイゾク』の堤幸彦監督が映画化した人間ドラマ。若年性アルツハイマー病に侵された男と、ともに喪失を乗り越えようとする妻の夫婦の情愛をたおやかに描く。」(Yahoo映画より)

夕べ「BSプレミアム」でやっていました。ちょっとカットされていたかな?大滝秀治ちゃんのシーン・・・

最初に観たのもテレビでしたから2007年以降位でしょうか。

父はアルツハイマーではありませんが、認知症がゆっくり進行しています。

おかしいと最初に気が付いたのは私でした。
母の父への不満は「認知症の始まり」と考えれば
すっきりした事なのですが、母も兄も認めず、指摘した私が兄に責められました。

「前頭葉の萎縮が始まっています。なんでもっと早く来なかったのですか」

そう言われたのは、その一年後です。
今更・・・なのですよ。認知症を「治す薬」も「進行を止める薬」もないから後悔してもいずれは同じ状態になっていたでしょう。それでも・・・と思うのが「進行する病気」です。

昨日の映画で・・・主人公が「迷子」になったり、さまざまな事に自信をなくしていく姿をみて
父と重ねずにはいられませんでした。

以前父は、自分がわからなくなった事を母に知られたくなくて、携帯で私の携帯に
こっそり電話をかけてくるようになっていました。
例えば
「クレジットカードってどうやって使うんだ?」

アメックスのゴールドカードを使っていた人がです。

「買い物をして、カードの裏に書いてあるのと同じサインをすればお札みたいに使えるのよ」

「同じ字が書けるかどうかわからないからやめておく」
そんな調子でした。

色々な電話が来るので、父からの携帯電話が入ると動悸がするようになりました・・・。


あの時は、本当に迷惑だと思いましたが、今思うとたまらなく不安だったんでしょうね・・・。
できていた事ができなくなる。当たり前の事がわからなくなっていく。
今は携帯を使う事もできませんが。

父はわがままを母にだけぶつけています。

兄にとっても私にとっても大変怖い父でしたが、今は「ボケている事がばれないように」
ビクビクしているように見えます。

でも、その分私にも優しくなり、私は「毎日の事ではないので」父に優しくできるようになりました・・・。

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by gonzoukun_wahaha | 2013-06-09 17:01 | その他つぶやき